shiro's nest -51ページ目

ハイドとシーク

熱いのは 好きじゃない

温いのが好きさ

キャスターの口にガムテを当てがい

お天気アナと水遊び

はしゃぐ女に水芸は無理さ

ダイキリで冷やして ごちそうさま



ネオンが好きさ 薄暗がりが好きさ

腹上死なんかよりは
猫みたいな終わりがいい



気ままに流れて

あなたが置いた手紙は
読んでいないと言い張るのさ



紐で結んだらダメさ

電波で結ばれるのも嫌さ




そのうち 帰ってくる

そんな思いには敏感なのさ


なんだかんだと理由を付して

ヘラヘラ笑って逢いにゆくよ



しろ

また違う午後

陽の当たらない暗闇アフタヌーン


いじらしい女時計の背中に見ゆる

ゼンマイ仕掛けの突起を回す



それはあまりにも
正確に過去へと繋がる!

それはあまりにも
簡易なカラクリ!



気違いじみる音を立てる

汚らわしい女時計




目一杯捻ったのはどちらだったろう




未来はない筈だったのに

未来はない筈だったのに






しろ

オレンジ色でかくもさまよえり

坂上がりが出来なかった僕と

嘲笑しない視線の痛さ


僕らは大きくなり

坂上がりができるようになる

それは当然のことみたく

あなたは思うかもしれないけど




僕の中身は変わらないまま

坂上がりが恐いまま



今夜はミッションを課す

可燃ゴミから拾い上げた

ひび割れパンプキンマスク



公園で一回転する
ジャックランタンを


あなたはどう思うだろうか





しろ