ただ人である故に
夢かと思う白昼夢
自ら絶った繊細な思いに
足を取られて ひっくり返る
僕らはどうして生身に生まれた?
ロボットみたいにカチカチなら
『ぬくい』なんて思わなかった
僕らにどうして心がある?
『愛する』なんて思わなければ
からっぽになんかならなかった
あぁ まなこに映るあの人が
気付かないで過ぎるように
僕は息を殺すのだ
なぁ どうして振り返る?
愛ゆえに ただ愛故に
孤独なマリオネットは狂喜する
あぁ 近づいてくるあなたから
逃ぐる足など持たないのに!!
しろ
自ら絶った繊細な思いに
足を取られて ひっくり返る
僕らはどうして生身に生まれた?
ロボットみたいにカチカチなら
『ぬくい』なんて思わなかった
僕らにどうして心がある?
『愛する』なんて思わなければ
からっぽになんかならなかった
あぁ まなこに映るあの人が
気付かないで過ぎるように
僕は息を殺すのだ
なぁ どうして振り返る?
愛ゆえに ただ愛故に
孤独なマリオネットは狂喜する
あぁ 近づいてくるあなたから
逃ぐる足など持たないのに!!
しろ
傷口
背中にできたキズはどれも浅い。
シャワーの痛みを我慢して、
傷口を、洗う。
最近の自分は怪我ばかりする。
どれも傷口は浅く、
ピンと張り詰めた果実のように、
美しく、裂ける。
だんだんと上がるシャワーの温度。
体が九の字に湾曲して、
痛みが弾ける。
弾けて散った痛覚が、
まとまり、甘い快楽へ。
今日も、僕はキズを負って家路に着く。
シャワーの温度は、
いつもと同じようにだんだんと上がるのだろう。
しろ
シャワーの痛みを我慢して、
傷口を、洗う。
最近の自分は怪我ばかりする。
どれも傷口は浅く、
ピンと張り詰めた果実のように、
美しく、裂ける。
だんだんと上がるシャワーの温度。
体が九の字に湾曲して、
痛みが弾ける。
弾けて散った痛覚が、
まとまり、甘い快楽へ。
今日も、僕はキズを負って家路に着く。
シャワーの温度は、
いつもと同じようにだんだんと上がるのだろう。
しろ
ほんの数ミリ。簡易過ぎるレコーダー
タバコの端っこ噛みしめて
愛されていなかった自分が映る
夢にも忘れていたような
ガブガブの大人の野球帽
がくがくするひざをおさえつける
投げ付けられたバットが
空気を巻き込み飛んでゆく
落ちるまでのカラーの空白
カラーの素晴らしさは置き忘れてしまった
後に残るモノクロの世界
がくがくするひざにかなしいなみだがおちる
がくがくしたのはせかいのほうだったろうか
ぼくはただひざをかかえるだけで
ぼくはいまもすすめないままで
しろ
愛されていなかった自分が映る
夢にも忘れていたような
ガブガブの大人の野球帽
がくがくするひざをおさえつける
投げ付けられたバットが
空気を巻き込み飛んでゆく
落ちるまでのカラーの空白
カラーの素晴らしさは置き忘れてしまった
後に残るモノクロの世界
がくがくするひざにかなしいなみだがおちる
がくがくしたのはせかいのほうだったろうか
ぼくはただひざをかかえるだけで
ぼくはいまもすすめないままで
しろ