睡蓮
厠に続く縁側から
微かに見ゆる
睡蓮の花
花びらの
端から滴が
ほとりと落ちる
吾が背中の
見えない鱗
憧憬が産みたる
異形のかたびら
花びらの
端から滴が
ほとりと落ちる
『やらかいなぁ』
ふと、独語して
私は幾度も振り返るのだ
美姫はその度、微笑んだ
絶対的な存在がそこにあった
『さぁ、たけくらべ』
男は再び独語しただろうか
微かに唇が動いて見えた
しろ
微かに見ゆる
睡蓮の花
花びらの
端から滴が
ほとりと落ちる
吾が背中の
見えない鱗
憧憬が産みたる
異形のかたびら
花びらの
端から滴が
ほとりと落ちる
『やらかいなぁ』
ふと、独語して
私は幾度も振り返るのだ
美姫はその度、微笑んだ
絶対的な存在がそこにあった
『さぁ、たけくらべ』
男は再び独語しただろうか
微かに唇が動いて見えた
しろ
そら
しらじらした空があったよ。
たくさんのひとのため息を吸い込んで、
苦しがるミストスカイ。
この胸の痛みを作ったのは僕。
ただの僕。24歳11ヵ月。
この空を守るため、
天を焼くような息を飲み込んだ。
壊れた肺胞は再生しない。
タールを吸い込んだ風船は良く燃えた。
産廃タイヤが燃えるように、
熱を含んで燻り続けた。
壊れた肺を引きずって、
それでも僕は生きてゆきます。
こぼれた涙の数だけ、
悲しむ誰かを支えます。
だから、いつも見ていておくれ。
いつか果てで命尽くまで。
強き空よ
しろ
たくさんのひとのため息を吸い込んで、
苦しがるミストスカイ。
この胸の痛みを作ったのは僕。
ただの僕。24歳11ヵ月。
この空を守るため、
天を焼くような息を飲み込んだ。
壊れた肺胞は再生しない。
タールを吸い込んだ風船は良く燃えた。
産廃タイヤが燃えるように、
熱を含んで燻り続けた。
壊れた肺を引きずって、
それでも僕は生きてゆきます。
こぼれた涙の数だけ、
悲しむ誰かを支えます。
だから、いつも見ていておくれ。
いつか果てで命尽くまで。
強き空よ
しろ