治療は延長戦ですが、延長戦になって使用している抗がん剤が一つ減っています。

それは「オキサリプラチン」。

減薬について主治医より、

「オキサリプラチンは規定量投与出来れば、それ以上投与してもしなくても治療効果は同じ。あなたの場合、しっかりとオキサリプラチンの投与が出来たので、延長戦はオキサリプラチンを外しても良いと思います。
オキサリプラチンがなくなれば、副作用も今までより少なくなりますよ」

とのこと。

確かに。

延長戦に突入してはや2クールが終わりましたが、オキサリプラチンがあるのとないのとでは大違いです。

冷たいものを飲んだり触れたりしたら、身体中が痺れる「抹消神経障害」に悩まされていたけど、その不快さはないです。
(痺れが全てなくなった訳ではないです)。

再治療に入って12クール。大腸がん術後補助化学療法の時の6クールと合わせて計18クール。

今まで副作用と闘いながらも、一度も減薬せず「オキサリプラチン」をフルマックスで投与されていたので、

「抗がん剤治療=副作用=痺れ」と、決め付けてしまうほど「オキサリプラチン」の影響下に自身がさらされていたことを実感しています。

今回、何とか「オキサリプラチン」を卒業することが出来ました。

身体が「オキサリプラチン」の副作用に耐えきれなくなって止めたわけではなく、僕の体が「オキサリプラチン」に耐え抜いて、結果、主治医のお墨付きで「オキサリプラチン」を卒業出来たことは、「一つのハードルは越えれた」様に感じます。

まだ抗がん剤治療は続きます。

ただ色々と考え抜いた末、僕はやはり抗がん剤治療をいつかは卒業したいと思っています。

一変にではなく、地道に一歩づつ丁寧に治療を進めて、自分だけのゴールにたどり着けるよう努力を続けます。

宿敵「オキサリプラチン」よ。

今までありがとう。

そして…

さようなら。