2ヶ月後、すべての準備が整い、
私と理佐さんはついに逃げる日を迎えた。
私と理佐さんは地下鉄の駅で待ち合わせており
私は今、部屋で荷物をもち保乃と話しをしている
「保乃・・・色々ありがとう。」
「後のことはきにしなや、
あんたが蒸発したって言っておくから。
幸せになりや。」
「うん。ありがとう。」
私は部屋を出て行った。
駅に着くと薄い青色のワンピースを着た
理佐さんが待っていた。
「理佐さん、お待たせ。」
「その理佐さんって呼ぶのはやめて下さい。
友梨奈・・私達恋人でしょ?」
「うん、理佐、じゃあ行こうか。」
私達は手を繋ぎ、電車を乗り継ぎ
堺市にある新しい住まいにたどり着いた。
新しい生活が始まるんだ。
私達はお互いを支え合いながら、
幸せな日々を過ごした。
理佐は音楽の勉強を続け、
私も新しい仕事を見つけて、
二人の未来は明るいものだった。
しかし、私達たちの過去が完全に消えることはなく、
時折不安がよぎることもあった。
それでも、二人はお互いの愛と信頼を胸に、
前向きに生きていくことを誓った
だが、この後起きる悲劇を
私はまだ想像もしていなかった・・・