哀しい色やねぇ 22 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

2ヶ月後、すべての準備が整い、

私と理佐さんはついに逃げる日を迎えた。

 

私と理佐さんは地下鉄の駅で待ち合わせており

私は今、部屋で荷物をもち保乃と話しをしている

 

「保乃・・・色々ありがとう。」

 

「後のことはきにしなや、

あんたが蒸発したって言っておくから。

 幸せになりや。」

 

「うん。ありがとう。」

 

私は部屋を出て行った。

 

駅に着くと薄い青色のワンピースを着た

理佐さんが待っていた。

 

「理佐さん、お待たせ。」

 

「その理佐さんって呼ぶのはやめて下さい。

 友梨奈・・私達恋人でしょ?」

 

「うん、理佐、じゃあ行こうか。」

 

私達は手を繋ぎ、電車を乗り継ぎ

堺市にある新しい住まいにたどり着いた。

 

新しい生活が始まるんだ。

 

私達はお互いを支え合いながら、

幸せな日々を過ごした。

 

理佐は音楽の勉強を続け、

私も新しい仕事を見つけて、

二人の未来は明るいものだった。

 

しかし、私達たちの過去が完全に消えることはなく、

時折不安がよぎることもあった。

 

それでも、二人はお互いの愛と信頼を胸に、

前向きに生きていくことを誓った

 

だが、この後起きる悲劇を

私はまだ想像もしていなかった・・・