翌日、
やっぱり正式に交際を申し込もうと
私は朝の10時にラインを送る
「昨日はありがとう。
明日、お昼から会えない?」
よし、後は返事を待つだけだ。
けれど、この日の仕事が終わった時点でも
まだ返事はこなかったんだ。
翌朝、私は電話を入れてみる
するとこの電話は使われていませんと
メッセージが流れてきた。
え??いったいどういうこと?
私はパニックになって部屋中を歩き回った。
「どないしてん!なにかあったんか?」
保乃が心配して声をかけてきた
「理佐さんの電話が通じなくなったんだよ。」
「え??番号を変えただけ違うんか?
メール、来てないんか?」
「何も来てないんだよ。」
「もうすぐ来るかもしれへんから
様子をみたらどうや?」
「うん・・・わかった。」
少し不安がよぎったが
きっと、電話番号を
何かの都合でかえたに違いない・・・
私は自分にそう言い聞かせた。
だが、3日たっても理佐さんから
なんの連絡もなかった・・・
まさか、私の仕事がばれた?
いや、誰かが言わない限りわかるはずがない!
まさか、保乃が?
でも、それはあり得ないよ。
あんなに私のこと心配してくれているのに・・・
でも、なんで連絡先を変えたの??
だって、キスしたんだよ。
もう、いてもたってもいられなくなった
私は理佐さんがバイトしていた
喫茶店に押しかけた
でも、彼女はバイトをやめていた。
もう、手がかりは
USJの帰り、理佐さんが降りた駅しかない。
私は理佐さんが
降りた地下鉄の駅に出向き
彼女が偶然通るのをまった。
でも、そんなに簡単に見つかるわけがない。
私は仕事以外の時間は全て
この駅で理佐さんを探す時間にあてた。