抱きしめたい!! 14 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

(平手友梨奈side)

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渡邉理佐さんが玲奈さんを侮辱した瞬間

気がつけば、

私は渡邉さんを平手打ちしていた。

 

「なんだと、もう一回言ってみろ!

玲奈さんが乱れた女だって?

玲奈さんを侮辱すると

私が絶対に許さないからね!」

 

あまりの私の勢いに周りの皆は動きが止まっていた

 

「なにするの、たかがADの分際で、

身分をわきまえなさいよ!」

 

「うるさい!もう、許さないから!」

 

私は渡邉さんを払い腰で投げ飛ばした。

 

倒れ込む渡邉さん。

 

ここで、ようやく周りの人々が止めに入る。

 

「やめろ!友梨奈~~~」

 

スタッフ達は私を取り押さえた。

 

ただ、玲奈さんは茫然としたままだった。

 

渡邉さんは、別のスタッフに連れられて

引き上げて行った。

 

「皆さん、すませんでした!

お騒がせして申し訳ございません!」

 

玲奈さんはいきなり大声で謝り、

頭を深々と下げていた。

 

私はその姿が見て、

騒ぎを大きくしたことを後悔していた。

 

結局、私は減給処分となり、

玲奈さんと柴田さんは訓告処分となった。

 

私は玲奈さんを巻きこんでしまって

申し訳なさで自己嫌悪に陥っていた。

 

「友梨奈~~お疲れ!」

 

帰り際、玲奈さんが声をかけてくれた。

 

「すいませんでした!」

 

「なにを謝ってるの??

ありがとう。私の為に、あそこまで怒ってくれて。

うれしかったよ!」

 

「でも、玲奈さんに迷惑かけてしまって・・・」

 

「もう、怒られるのは慣れっこだよ!

これから飲みにいこうか!」

 

「え??あ・・・はい!」

 

本当に玲奈さんはやさしい。

 

私はこんな玲奈さんが本当に大好きだ!