花占い 6 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

(渡邉理佐SIDE)

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飲み会の翌日

 

私は朝の9時に大学に到着して

反町ゼミ室のカギを開けに行く。

 

「おはよう、理佐さん。」

 

「え??」

 

なんと、友梨奈がもう来ているではないか

 

「早いね、どうしたの?」

 

「理佐さんにお礼をいいたくて

本当に飲み会ではお世話になりました。」

 

「友梨奈さんは律儀ね。さあ、入って。」

 

私は部屋のカギを開けて入るように促した。

 

部屋の奥に隆史さんのデスクがあり、

その近くに私の机

そして、簡易式の机が縦に三列配置されている。

 

「講義は10時30分からなんだ、

その間ここでレポートを書いていい?」

 

「いいよ。」

 

私は紅茶を入れて友梨奈に差し出した。

 

「ありがとう!」

 

友梨奈は美味しそうに紅茶を飲んだ。

 

すると、隆史さんもやってきた。

 

「おはよう!美味そうな紅茶だな。

俺にもいっぱい入れてくれよ。」

 

「あ…先生、おはようございます。」

 

私は即座に挨拶した。

 

「反町先生、おはようございます。

少し、ここで勉強していきますね。」

 

「自由に使ってくれよ。

賑やかなのは大歓迎だよ。」

 

友梨奈の言葉に隆史さんが返した。

 

友梨奈は場を盛り上げるのがとても上手い

 

私も隆史さんも

朝から終始笑顔でいれたのだ。

 

だがこの友梨奈が

私に好意をもっててくれることを

今の私は知るよしも無かった