友梨奈に好意を抱いた私は
少し挙動不審になっている
「玲奈さん??どうしたの??」
私が急にモジモジしだしたので
友梨奈が変に思ったのだ
「え・・・?なんでもないよ。」
「じゃあ、今から玲奈さんの病室に
お見舞いに行っていいかな?」
「え??うん、喜んで!」
友梨奈は友達として
私の病室へ来てくれることになった。
「狭い部屋だけどどうぞ。」
私は病室の鍵を開けて友梨奈を招いた
「お邪魔します~~」
「適当に座ってね」
私はベッドに腰をかけて、
友梨奈はイスに座った
「寝なくても良いの??」
「まだ病気だと実感がわかないの。」
「そうだよね、こんなに元気だもんね!」
「あ!友梨ちゃん、
私、乳房を切ることにしたの。」
「え??そうなの・・・」
「友梨ちゃんのおかげで決断できたよ!
少しでも生き残る可能性を上げとかないとね」
「大丈夫、玲奈さんはきっと良くなるから。」
不思議なもんだなぁ・・・
言葉の力によって私は
確実に治ると思えてくる。
この友梨奈の言葉は本当に有り難いよ。
でも、考えてみたら
今、友梨奈と二人きりなんだよね。
すると、友梨奈がいきなり立ち上がって
私に近づいてくるではないか。
え??どう言うこと・・・
私の胸の鼓動は激しさを増していた。
「連絡先の交換をしようよ」
友梨奈はスマホを私に差し出した。
「・・・うん。」
私はなにを意識しているんだ?
相当友梨奈を好きになったみたいだわ・・・