いつも君がそこにいたから 2 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

見知らぬ女性はひょうひょうと

私に質問してくる。

 

「なにか悲しいことでもあったの??」

 

「何でもないですから・・・」

 

だれ??

 

こんな状態の私に声をかけるなんて

年格好から、

私と20歳過ぎぐらいにみえるけど。

 

私は立ち上がり違う場所へ移動しようとした。

 

するとその女性は何か小さな

長方形の容器を差し出した。

 

「え???」

 

「食べてみて!

レモンのお菓子だよ。

スーっとするから!!」

 

その女性は私の手をとり、

タブレットのお菓子を

掌の上に乗せるのであった。

 

私は勢いに負けてそのお菓子を口にする。

 

酸っぱい・・・

 

でも、なんだろ、

少し晴れやかな気分になったよ。

 

「美味しいでしょう?」

 

「ええ、ところであなたは??」

 

「あ、私は平手友梨奈

今日は友達のお見舞いにきた帰りなの。

じゃあね。」

 

友梨奈と名乗る女性は去っていった。

 

いったい、なんなんだ?あの娘は?