その頃、理佐の家では歯医者に
行くと言って3時間ももどらない
友梨奈を理佐が心配していた。
携帯に連絡しても繋がらず、
近くの歯医者に連絡しても
友梨奈がきた形跡がなかった。
記憶がもどって、
自分の元から去ったに違いない
そう思った理佐は、家から飛び出し、
必死に友梨奈を当てもなく捜索した。
「友梨奈~~~どこ!!友梨奈~~~」
理佐は辺り構わず叫び続けた。
「お願い・・友梨奈・・
帰ってきて・・友梨奈・・」
声がかすれるぐらいに・・・
「友梨奈~~~~~~」
懸命に友梨奈の名を叫び続けた
その頃家の近くに到着していた友梨奈は
マナーモードにしていた携帯を確認して驚いた
なんと理佐から、30回を超える着信が入っていた。
しかも、留守電には今にも泣き出しそうな声で
「友梨奈・・お願い・・連絡して下さい・・・」
とはいっていたのを聞いて、
友梨奈は急いで理佐の携帯に連絡した。
だが繋がらないので自宅に電話することにした。