その2週間後のこと・・
「友梨奈、
今日は昼から事務所で
設立記念パーティーがあるの
よかったら貴方もこない?」
友梨奈は
午前10時から松岡達と警護の交代で
次の18時までは休憩なのだが
理佐と一緒にいたいのでこの申し出に快諾したのだ。
「はい!喜んで!
でもこのラフな服装でもいいのですか?」
友梨奈の服装は上がカジュアルシャツで
下がデニムだった。
「大丈夫。小さな事務所内で行う
囁な立食だから。」
理佐の事務所は
駅から少し離れた古い5階建てのビルの
3階にある2部屋を借りている。
このパーティーにはスタッフ、タレント含めて
12人が参加していた。
事務所の外には
松岡と城島が車で見張っていた。
友梨奈は
ビルに入る前に松岡の車に近づいた。
「社長!それじゃ、遠慮なく御馳走に
なってきますね」
友梨奈は車内を覗きこみながら言った。
「気をつけろよ!
こんなときに狙われるからな!」
松岡は警告した。
「はい!わかりました。」
友梨奈は遅れて会場にはいった。