ボディーガードとお姫様 9 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

友梨奈と理佐が

マンションに着くと

ひとりの女性が入り口でまっていた。

 

彼女は長濱ねる

 

理佐のヘヤーメイク担当である。

 

友梨奈は一瞬身構えた。

 

「大丈夫。この子は私のヘアーメイク担当の

長濱ねる。」

 

理佐が入り口の暗証番号を押しながら紹介した。

 

「長濱です」

 

“ねる”は友梨奈に軽く会釈した。

 

「明日、映画のロケで早いから、

ここに泊まってもらって、

朝一でメイクして貰うために呼んだの。

よろしくね。“ねる”。」

 

「はい」

 

“ねる”は理佐の後をかしこまりながら

ついていった。

 

部屋にはいると、理佐はすぐにシャワー

を浴びにいった。

 

友梨奈と“ねる”はイスに座り。

 

テーブルを挟んで向かい合わせになった。

 

「“ねる”さんは理佐さんの専属なんですか?」

 

友梨奈が尋ねた。

 

「映画の主演が決まって、専属になりました。

理佐さんはうちの事務所のエースですから。」

 

“ねる”の話だと、

何人かタレントはいるみたいだが

理佐の人気が凄いので

唯一専属がついているらしい

 

「へえ~~理佐さんは凄いんだね。」

 

友梨奈は感心していた。

 

今夜は、“ねる”がソファーで眠ることになり

友梨奈は理佐の部屋に布団を敷いて眠ることに・・

 

「ねえ友梨奈、聞いていい?」

 

ベッドに横になっている理佐が尋ねた。

 

「いいですよ?」

 

「あなた、どうして何時もそんなに

 元気なの?」

 

「はい?

まるで能天気みたいじゃないですか。」

 

「違うの・・・

貴方のその精神の強さは

 どこから来るのか知りたいの?」

 

理佐は友梨奈の寝ている方向に顔を向けた。

 

「強いですか??

 やっぱり、ただの能天気なだけですよ。」

 

「貴方のその声を聞くだけで

 なんだか安心するわ」

 

「理佐さんにそう言ってもらえて光栄です!」

 

そして、二人はいつの間にか眠りについていた。