ボディーガードとお姫様 5 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

友梨奈たちが寝静まった夜中の2時頃。

 

玄関のドアが静かに開いたのだ

 

何者かが合鍵でこのドアを開けたみたいだ

 

この人物は、マスクで顔を隠しており

身長170cmぐらいで

上半身の筋肉が発達しており

みるからにスポーツマンと云う感じだ。

 

男は、友梨奈が寝ているソファーを

素通りして理佐の部屋のドアを静かに開けた。

 

そして、隠し持っていた

ナイフを胸元から抜いたのだ。

 

その瞬間だった…

男は後ろに気配を感じたのだ。

なんと、友梨奈が立っていたのだ。

 

男は右手に持ったナイフを

振り向きざまに切りかかった。

 

しかし、友梨奈はそれを交わし

ナイフを持っている右手を掴んだ。

 

二人はもみ合いになり、

友梨奈は掴んだ腕をふりほどかれ

二人は睨みあいの態勢になったのだ。

 

この争いの気配に気づいた

理佐が目をさました・・・

 

「なに騒いでるのよ・・え??だ・・だれ?」

 

理佐に気づいた男は、切りかかろうと

視線を理佐に向けたのだ。

 

それを見逃さなかった友梨奈は

男の左胸に右ストレートをお見舞いする。

 

男はよろめき、後ずさりする。

友梨奈が続けて攻撃しようとしたが

ナイフを突き出し、小刻みに左右に振って威嚇する。

 

その瞬間に友梨奈は隠し持ていた、

携帯の金属製の警棒を取り出し

ナイフをもっている右手の甲を強打した。

 

男はナイフを落とし

不利と見て外に走って逃げだした。

 

「逃げるな!まて!」

 

友梨奈はすぐに追跡しようとしたが…

 

「ま・・まってよ・・一人にしないでよ・・」

 

騒動を見ていた理佐が腰を抜かしていた。

 

友梨奈は苦虫を潰した表情になり、

追跡を断念して理佐に近づくのであった。