それから1週間が経過した
大学の講義の合間、理佐は友人の彩と
校庭のベンチに座り話をしていた。
「私・・・友梨奈と少し距離を置こうと思うの」
「え??それって、別れるってこと?」
彩はびっくりして理佐の顔をマジマジと見た。
「今すぐ別れるんじゃないけど
少し、冷却期間をおいてから結論だそうと思うの」
「この間の監督への暴行が原因か?」
「それもあるけど、友梨奈の束縛が凄くて
息が詰まりそうなの・・・」
「そうか・・・で、友梨奈にはいつ話すねん。」
「今日の部活の帰りにでも話そうと思うの。」
「わかった!
その後はそれなりにフォローしておく。」
「ごめんね、こんなこと相談して。」
「水くさいこと言うなや私ら友達やん。」
「ありがとう。」
こうして、理佐は友梨奈と
冷却期間をおくことを決断したのだ。