風に吹かれても ―たとえば私が死んだなら―18 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

(平手友梨奈side

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やがて、理佐の退院の日がやってきた。

 

父親はまだ、海外赴任中で

母親は生活があるのだろうか

この日も顔を見せなかった。

 

私は理佐父親から

当面の生活費をもらっており、

私の部屋に理佐が同居することを

喜んで了承してくれていた。

 

今日、私は決めていることがった・・・

 

理佐に正式に交際を申し込もう。

 

思えばすれ違ってばっかりだったが

ここに来てようやく、交わる時が来たんだ。

 

今日の夜、告白しようと思っているんだ。

 

実は捨ててしまったペアリングと

同じものを取り寄せていたが

運命的なのか今日の夕方に入荷するのだ。

 

そのリングと理佐の持っているリングを交換して、

はれて恋人になろうと思っている。

 

そうなんだ、

今日の夜から私達はついにやり直せるんだ。