青空片想い 10 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

そして、翌日

 

会社を終えた私は駈け足で自宅に戻り

入念にメークをやり直す。

 

よし、完璧。

 

あとは柑橘系の香水を振りかければ完了。

 

準備が整い。私は即座に喫茶店に向う

 

喫茶店についたのは18時50分

約束の10分前だった。

 

店の前で深呼吸をしてから

自動ドアの前に立つ。

 

ドアが開き私は店内に足を踏み入れる。

 

「いらっしゃいませ!」

 

店員は声が響いた。

 

私は店内を見渡した。

 

すると既に友梨奈が来ており

私を見るなり立ちあがって

相図を送ってくれる。

 

私はすぐにその席に移動する。

 

「ごめん、待たせたね。」

 

「私も今来たとこです。」

 

どれだけこのシチュエーションを

夢見たことだろうか。

 

毎日すれ違うだけだった

昨日までが嘘のようだよ。

 

「すいません。呼びだしたりして・・・」

 

「いいよ。気にしないで。」

 

そこに注文をと取りに店員がやってきた。

 

私は店員に紅茶をオーダーし、

 

軽く雑談をしながら

紅茶が来るのを待った。