青空片想い 2 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

その三日後の金曜日、

 

私は何時ものように会社に行くために

 

駅に向かっていた。

 

今日も彼女とすれ違うことができる。

 

踏切が見えてくると私はウキウキする。

 

やがて、いつもの彼女が目に入ってきた。

 

 

今日は、普通にゆっくりと歩いているなぁ。

 

やがて、私の10M前まで彼女が近づいてきた。

え???どうしたんだ??

 

彼女の表情が暗い・・・

 

そう思っている間に彼女とすれ違う。

 

私は思わず立ち止まって、

彼女の後ろ姿を目で追ってしまう。

 

寂しそうな後ろ姿だ・・・

 

なにがあったんだろ。

 

彼女の気持ちが私に伝染したようだ。

 

私も落ち込んでしまった。

 

私は会社にいっても暗い表情をしていた。

 

そんな昼休み、会社にあるテラスで

 

昼食を食べている時だった、

 

「今日の玲奈は暗いね??

なにかあったの??」

 

同期の社員である白石麻衣が

話しかけてくる。

 

「別に…ねえ、麻衣はは好きな人いる?」

 

「なによ、急に。。。

そりゃ、乙女ですから

好きな人の一人や二人いるよ。

え??ひょっとして、恋煩いでもしてるの??」

 

「・・・・・」

 

「どこのだれなの??」

 

「名前も知らない人だよ。」

 

「え??なに、それ~~~~」

 

麻衣は不可思議な顔をしていた。 

 

私のこんな恋愛を話した所で

だれも理解なんかできっこない。

 

毎日、通勤途中にすれ違う女子高校生を

好きになったなんて

だれも共感してくれないよ。

 

「いいの・・・」

 

私はふさぎこんでしまった。

 

「何でもいいから、話してよ。

少しは楽になるよ。」

 

麻衣が優しい目で囁くもんだから

私は恥を忍んで全てを打ち明けた。