風に吹かれても ―罪と罰―14 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

(平手友梨奈side)

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夏が終わり、私は就職活動をしていた。

 

東京都の就職セミナーに参加していたんだ。

 

私は営業職で仕事をさがしていた。

 

150社以上の企業が参加しているだけあって

多くの人が参加していたんだ。

 

私は就職できるんだろうか・・・

 

そんな不安を抱きながら

 

○○電気のブースへ向かったんだ。

 

そこで私は心臓が凍る思いをしたんだ

 

なんと、目の前で理佐が

資料を目に通しているではないか

 

あの日以来だ。

 

あのやり直すはずのあの日以来だ。

 

愛おしさが込みあげていたが

それ以上に恐怖心が心を支配していた。

 

そう、理佐と係われば

必ずまた傷つくことになる。

 

私は足早にその場を離れたのだ。

 

なんで、理佐とは偶然に合うことが多いんだ

 

運命の糸で結ばれているのか??

 

いや、違う・・・

 

それなら

私達は今頃つき合っているはずだ。

 

ただの腐れ縁なのかもしれない・・・

 

今も理佐のことを忘れられずに

苦しんでいるのに、ここで話なんかしたら

もう、私はどうなってしまうのだろうか・・・

 

私はセミナー会場の階段の踊り場に

逃げ込んだんだ。

 

だが・・・

 

「友梨奈~~!!」

 

理佐の呼ぶ声がした。

 

私は振り向いた

 

目の前には理佐が立っていたんだ・・・