(平手友梨奈side)
私は自宅に到着すると
すぐにベッドにもぐりこんだ。
つき合っていたわけではないが
振られた時と同じ
悲しい気持ちになっていた。
そう、私はもう友達以上を望んでいなかった。
友達でいれば理佐とずーと繋がっていられる。
そう思ったからこそ、
なんとか気持ちのコントロールをしようと
努力してきたのに
こんなにあっさり壊れてしまうなんて・・・
なにが原因なんだろう?
もう、終わったんだから
ビクビクせずぶつかって
木っ端微塵になったほうが
せいせいするのではないか?
今のままでは、
結局理佐を引きずってしまう。
よし、特攻して潔く散ろう
でも、今の調子では
理佐は逢ってくれないだろう。
だったら、自分から逢いに行くしかない。
よし、明日は土曜日だし朝から、
理佐の家に押しかけよう。
こうして、私は気持ちにケジメをつける為
理佐に想いをすべてぶつけることにしたんだ。