風に吹かれても~ビロードの闇~8 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

(平手友梨奈side)

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私は自宅に到着すると

 

すぐにベッドにもぐりこんだ。

 

つき合っていたわけではないが

 

振られた時と同じ

悲しい気持ちになっていた。

 

そう、私はもう友達以上を望んでいなかった。

 

友達でいれば理佐とずーと繋がっていられる。

 

そう思ったからこそ、

なんとか気持ちのコントロールをしようと

努力してきたのに

 

こんなにあっさり壊れてしまうなんて・・・

 

なにが原因なんだろう?

 

もう、終わったんだから

ビクビクせずぶつかって

木っ端微塵になったほうが

せいせいするのではないか?

 

今のままでは、

結局理佐を引きずってしまう。

 

よし、特攻して潔く散ろう

 

でも、今の調子では

理佐は逢ってくれないだろう。

 

だったら、自分から逢いに行くしかない。

 

よし、明日は土曜日だし朝から、

 

理佐の家に押しかけよう。

 

こうして、私は気持ちにケジメをつける為

 

理佐に想いをすべてぶつけることにしたんだ。