風に吹かれても~ビロードの闇~4 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

(平手友梨奈side

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理佐と逢う日がやってきた

 

私はとにかくウキウキしていた。

 

なんせ、一カ月ぶりなんだから。

 

逢った後に訪れる喪失感など

お構いなしに、

ただ、理佐に逢える嬉しさに

私の心は支配されていた。

 

私はパスタの店をチョイスし、

待ち合わせ20分前には

店に来ていたのだ。

 

やっとだ、一ヶ月ぶりに理佐と逢える。

 

そう思うと、嬉しくて仕方がなかったんだ。

 

やがて、理佐が現われる。

 

私は立ち上がって笑顔で理佐を向かえた。

 

だが、理佐の顔がどことなくぎこちない・・・

 

なにか変だ・・・

 

「理佐、久しぶり。」

 

「うん・・・そうだね・・・」

 

「もう夏だけど、夏バテなんかしていない??」

 

「うん・・・大丈夫・・・」

 

理佐は私と目を合わそうとしなかった。

 

やはり、変だ・・・

 

なにかある・・・