(渡邉理佐side)
友梨奈と逢ってから1週間が経過した。
私は毎日友梨奈からの
ラインを心待ちにしている。
だが、彼女からのラインはこない・・・
確かに友梨奈が次は
ご馳走してくれると言ったのだ。
だから、私は次があると期待した。
どうしよう、私から連絡してみようか・・・
でもいまだに連絡がないのは
私に恋愛感情がもうない証拠
だったら、私も
連絡はしないほうがいいのでは…
そう考えていたのだが、
大学の講義が終わると
やはり自然と
あのカフェに足が向いたのだ。
もしかして、友梨奈と逢えるかも。
私たちが赤い糸で結ばれているなら
必ず逢えるはずだ!
私は勝手な妄想が膨らんでいた。
コーヒーショップに到着すると
私はコーヒーを注文して座席を見渡す。
だが友梨奈はいない。
当然か・・・
でも、私は席について友梨奈が私を
偶然見つけてくれることに期待する