ごめんね、SUMMER ~Pure love~10 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

 

翌日、玲奈ちゃんは東京へともどったが、

 

ほぼ毎週、埼玉に帰省するようになり

 

私とは順調に逢ってくれていた。

 

そんなある日、

私は友人の理佐の下宿にいた。

 

「もう、玲奈さんとつき合い出して

1カ月よね?」

 

「そうだね、1カ月かぁ、

はやいなあ・・・」

 

「どうしたの?その割には元気ないなぁ・・・」

 

理佐は私の表情を読み取った。

 

「確かに毎週逢ってるけど、

まだ姉と妹みたいな感じなんだよ。」

 

「贅沢言わないの、

その内親密になってくるよ。」

 

「以前話したと思うけど、

風間俊輔さん知ってるよね?」

 

「幼馴染で、

玲奈さんが片想いだったひとよね。」

 

「うん、その俊ちゃんに玲奈ちゃんは

2年前に振られているんだけど、

どうも、俊ちゃんは玲奈ちゃんのこと

この間、再会して好きになったようなんだ。」

 

「えええ!ほんとにぃ?」

 

理佐は身を乗り出してきた.

 

「だから、このこと玲奈ちゃんに伝えようか

迷っているんだ。」

 

「はぁ??なに言ってるの。

敵に塩を送ってどうするのよ!

友梨奈は玲奈さんをどんどん

引きこんだらいいの。

そんなことほっとくべきよ。」

 

「でも・・・」

 

「恋愛は弱肉強食よ。

そんな甘い考えを持ってたら

上手くいくもんもいかないわよ!」

 

理佐はまるで自分のことのように

心配してくれていた。

 

「そうだよね・・・わかった。

私は今のまま、玲奈ちゃんにぶつかるよ。」

 

「そうよ。ゴールはもう目の前なんだから

がんばってよ。」

 

私は理佐に励まされながら、

玲奈ちゃんとの

交際を自分なりに頑張ろうと

決心したんだ。