そして、並ぶこと80分
ようやく順番が回ってきたね。
「やっと、乗れるわ。行こう!」
理佐は元気よく乗り込んだ。
「凄く、景色が綺麗だね。
きてよかったよ。」
僕は景色に感動した。
「友梨奈にそう言ってもらえてうれしいよ。」
そう言った後、
理佐の顔から笑顔が消えて真顔になった
「ねえ・・友梨奈、この観覧車が
一番真上にきたら、キスしない?」
僕は静かに頷いた。
理佐は僕の横に座りおでこにキスをした。
そして、観覧車が頂点に到着する頃
僕たちは唇を重ね合わせた。
「友梨奈・・・愛してる・・・
私は本当に愛してるの」
「私もよ・・・理佐。」
理佐は涙を流しだした
僕は黙って理佐にハンカチを渡す
僕は知ってるよ
その涙の意味を
君の僕への愛は本物だろう・・・
だから、辛いんだね。
その後、僕たちは無言になった・・