僕は知っている!11 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

そして、並ぶこと80分

 

ようやく順番が回ってきたね。

 

「やっと、乗れるわ。行こう!」

 

理佐は元気よく乗り込んだ。

 

「凄く、景色が綺麗だね。

きてよかったよ。」

 

僕は景色に感動した。

 

「友梨奈にそう言ってもらえてうれしいよ。」

 

そう言った後、

理佐の顔から笑顔が消えて真顔になった

 

「ねえ・・友梨奈、この観覧車が

 一番真上にきたら、キスしない?」

 

僕は静かに頷いた。

 

理佐は僕の横に座りおでこにキスをした。

 

そして、観覧車が頂点に到着する頃

僕たちは唇を重ね合わせた。

 

「友梨奈・・・愛してる・・・

 私は本当に愛してるの」

 

「私もよ・・・理佐。」

 

理佐は涙を流しだした

 

僕は黙って理佐にハンカチを渡す

 

僕は知ってるよ

 

その涙の意味を

 

君の僕への愛は本物だろう・・・

 

だから、辛いんだね。

 

その後、僕たちは無言になった・・