君がいた夏 20 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

そして、19時になり、

勉強の終了の時間がやってきた。

 

「じゃあ、今日はここまでにしようか」

 

「あのね・・・」

 

友梨奈がなにか言いたそうにしていたのだが

中々言い出せずにいたのだ。

 

「ん?・・どうしたの?

 遠慮せずに言ってみて?」

 

理佐は友梨奈の方向を向いて言った。

 

「今日・・・できれば、

外で食事したいなあ・・

忙しい??」

 

友梨奈は恐る恐る聞いてきた。

 

「大丈夫だよ。どうせ、

駅前で食事を済ませるつもりだったから、

一緒に行く?」

 

その言葉に友梨奈は大喜びしたのだ。

 

「うん!行くよ。やった~~

理佐と外で食事ができるうれしいなあ~」

 

理佐はそんな姿を見て嬉しく思っていた。

 

(あの友梨奈が私を必要としてくれるなんて・・)

 

理佐は感激していたのだ。

 

「玲奈さん、私、理佐と

食事に行ってくるから、

晩ご飯いらないから。」

 

友梨奈は

部屋に紅茶を運んできた玲奈に発言した。

 

「かしこまりました。」

 

そう言いながら、玲奈は

友梨奈が楽しそうに理佐と話す姿を

少し笑みを浮かべて見ていた。

 

やがて、紅茶を飲み終えると

二人は外へと出ていった。