そして、19時になり、
勉強の終了の時間がやってきた。
「じゃあ、今日はここまでにしようか」
「あのね・・・」
友梨奈がなにか言いたそうにしていたのだが
中々言い出せずにいたのだ。
「ん?・・どうしたの?
遠慮せずに言ってみて?」
理佐は友梨奈の方向を向いて言った。
「今日・・・できれば、
外で食事したいなあ・・
忙しい??」
友梨奈は恐る恐る聞いてきた。
「大丈夫だよ。どうせ、
駅前で食事を済ませるつもりだったから、
一緒に行く?」
その言葉に友梨奈は大喜びしたのだ。
「うん!行くよ。やった~~
理佐と外で食事ができるうれしいなあ~」
理佐はそんな姿を見て嬉しく思っていた。
(あの友梨奈が私を必要としてくれるなんて・・)
理佐は感激していたのだ。
「玲奈さん、私、理佐と
食事に行ってくるから、
晩ご飯いらないから。」
友梨奈は
部屋に紅茶を運んできた玲奈に発言した。
「かしこまりました。」
そう言いながら、玲奈は
友梨奈が楽しそうに理佐と話す姿を
少し笑みを浮かべて見ていた。
やがて、紅茶を飲み終えると
二人は外へと出ていった。