サイレントマジョリティー ~Lost emotions~17 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

友梨奈はアパートを

見上げて発言する

 

「ここの2階だよ」

 

「ホント、古くて狭そう」

 

私達は階段を上がり2階へ到着する。

 

するとそこに一人の女性が通路に立っていた。

 

「友梨奈~~~どうしてたの??

連絡しても通じないから心配したよ。」

 

その女性は友梨奈を見るなり

声をかけてきた。

 

この女性もおそらく友梨奈の

“仲のいい友達”なんだろう。

 

「咲良、来てたんだ。

実は入院してたんだよ。」

 

「え??なんで

連絡してくれなかったのよ。」

 

宮脇咲良さんは一瞬私を

ちらッとみて近くによってきた。

 

「悪い悪い、で今日はどうしたの??」

 

「今日は私と会う日でしょ?

もう、ここで2時間も待っていたんだよ」

 

「申し訳ないけど、今日は都合が悪いの

また来週来てよ。」

 

友梨奈は悪びれることもなく

言ってのけた。

 

そう友梨奈は人を傷つけることを

なんとも思っていない・・・