サイレントマジョリティー ~Lost emotions~14 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

友梨奈に交際を断られた

飛鳥さんは蒼い顔色で発言する。

 

「そうよね・・・

分ってるでも本当に友梨ちゃんのこと

愛してるよ。」

 

飛鳥さんはそう言って

泣きながら病室を出て行った。

 

友梨奈はまったく気にすることなく

私に話しかける。

 

「ごめんね。変な所みせて。」

 

「いいけど・・・追いかけなくていいの?」

 

「もう、別れた女性だから。」

 

友梨奈は冷たい目をしていた。

 

友梨奈に今更、言い聞かせても

意味がないことは私がよく知っている。

 

なので私は飛鳥さんのことはこれ以上

触れなかった。

 

「さあ、お昼にしようか

今から、食事は自由にしていいらしいから

病院にあるパン屋でパンでも買ってくるよ」

 

「お弁当作ってきたの。

よかったら、一緒に食べよう」

 

私は鞄から弁当箱を取り出し

 

ベッドの補助机を開けた。

 

「本当に理佐は気が利くよ。

おいしそうだな~~いただきます。」

 

友梨奈はオニギリを手で掴み頬張る

 

「おしいよ。なんか懐かしい味だな…」

 

友梨奈は少し感慨深い顔をした。

 

「なんか作ったかいがあったよ」

 

私達は談笑しながら、お昼をすました。

 

そして、その後は病院中を

友梨奈が案内してくれて時間を潰していった。

 

やっぱり友梨奈といると楽しい。

 

なんか、昔にもどったようだよ。