サイレントマジョリティー ~Lost emotions~9 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

私達は暫く談笑し、

時計の針が20時を差した。

 

面会が終了の時間だ。

 

私はイスから立ち上がり、

友梨奈に声をかける。

 

「じゃあ、また明日来るからね。」

 

「もう、そんな時間か・・・」

 

友梨奈は少し寂しそうな顔をしてくれた。

 

それだけでなんだか嬉しくなるよ。

 

こうして私は病室を後にした。

 

翌日、私は学校を終えて

友梨奈の病院へ急いだ。

 

病室へつくと友梨奈はテレビを見ていた。

 

「友梨奈の服、洗濯しておいたから。

それと、これは保湿液

友梨奈は乾燥肌でしょ

お風呂上りに塗ってね。」

 

私は紙袋に入った服と

保湿液を友梨奈に手渡した。

 

「ありがとう。理佐は本当に気が利くね!」

 

「そんなことないよ。

ご飯はもう済んだの??」

 

「さっき食べ終わったところだよ」

 

「病院のご飯はまずいでしょ?」

 

私はたわいもない話をしながら

 

ベッド近くの3人掛けのソファーに座った。