私達は暫く談笑し、
時計の針が20時を差した。
面会が終了の時間だ。
私はイスから立ち上がり、
友梨奈に声をかける。
「じゃあ、また明日来るからね。」
「もう、そんな時間か・・・」
友梨奈は少し寂しそうな顔をしてくれた。
それだけでなんだか嬉しくなるよ。
こうして私は病室を後にした。
翌日、私は学校を終えて
友梨奈の病院へ急いだ。
病室へつくと友梨奈はテレビを見ていた。
「友梨奈の服、洗濯しておいたから。
それと、これは保湿液
友梨奈は乾燥肌でしょ
お風呂上りに塗ってね。」
私は紙袋に入った服と
保湿液を友梨奈に手渡した。
「ありがとう。理佐は本当に気が利くね!」
「そんなことないよ。
ご飯はもう済んだの??」
「さっき食べ終わったところだよ」
「病院のご飯はまずいでしょ?」
私はたわいもない話をしながら
ベッド近くの3人掛けのソファーに座った。