素敵な三角関係 ―もう君以外愛せない—5 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

「今日は、泊まっていけるんでしょ?」

 

友香が訊ねてきた。

 

ここで、帰ると言うのも変なので

理佐は即座に返答する。

 

「うん、お世話になります。」

 

「じゃあ、久しぶりに3人で寝ようよ!」

 

友梨奈があどけない表情で言った。

 

(友梨奈は私のこと

どう思っているんだろ・・・)

 

夕食は友香の両親を交えて5人で食べ、

それが済むと3人は友梨奈の部屋に集まった。

 

「今日はここで3人で寝よう。」

 

「じゃあ、川の字に布団をひくね。」

 

友梨奈の言葉に友香が返した。

 

布団を敷くと真ん中に友梨奈が

その左に理佐が右に友香が陣取った。

 

「なんか3人で

暮らしていた時を思いだすね。」

 

友香が枕をいじりながら言った。

 

「そうだ!理佐も

ここに引っ越してきなよ。」

 

友梨奈が何気なく発言した。

 

「私は仕事があるの!

友梨奈みたいにお気楽な

フリーターじゃないから。」

 

理佐は少し膨れた。

 

本当は“いつ、東京に戻って来るの?”

訊きたかったのだ。

 

だがなかなか素直に

口にすることが出来ずにいた。

 

でも友香は理佐と友梨奈が上手くいくことを

常に考えていてくれたので、

 

“理佐が来たことだし一緒に東京に帰りなよ”

と発言してくれると

どこか期待していたのだ。