世界には愛しかない ―愛よ永遠に―6 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

玲奈の言葉を聞き

友梨奈は返す

 

「ありがとう。でも、これ以上

玲奈さんを巻きこむ訳にはいかないよ!」

 

その言葉を聞いた玲奈は

友梨奈の手を掴んだ。

 

「いやだ!いやだ。

友梨奈と離れるなんて考えられない!

お願い!最後まで巻きこんでよ!

こんなに友梨奈ことが好きなんだよ!」

 

玲奈は潤んだ目で友梨奈を見つめる。

 

友梨奈もその目を見ていると

嫌だとはいえず、玲奈を抱きしめた。

 

「うん・・・私も愛してるよ。

玲奈さんが大好きだよ!

わかったよ。玲奈さんと一緒にいるよ。

でも、逃げない。

地球にきた仲間はみんな追い払うよ。」

 

「友梨奈一人じゃ、勝てないよ。」

 

玲奈は不安げな表情をする

 

「大丈夫、対策は考えているから、

それに逃げても、

今,ウチの前で見張っている2体が

すぐに追ってくるだろうし。私を信じて。」

 

「うん、わかった。」

 

「玲奈さんは先に家に帰って、

私は2時間後に玲奈さんの家に

遊びに行くから。

それまでに見張りの仲間を

始末しておくから。」

 

「私も手伝うよ・・」

 

「玲奈さんには

危険な目に合わせたくないんだ

お願い、家で待っていて欲しいの。」

 

友梨奈はどうしても玲奈だけには

危険な目にあわせたくなかったのだ。

 

 

「うん・・・わかったわ。

必ずきてね。約束だからね。」

 

玲奈と友梨奈は駅でわかれて、

先に玲奈が構内に入っていき

友梨奈は尾行がいないか目を光らせていた。

 

玲奈の周辺、改札口を入念に監視する友梨奈。

 

(尾行はいないみたいだな)

 

玲奈が電車に乗った20分後に

友梨奈は自宅にもどった。