白石麻衣
は駐車場に停めてある車に向かっている
そんな時だった
麻衣に電話か入る。
「つけられているぞ。この先にある
坂田ビルに行け。先に行って
待ち伏せするから。」
若い男の声だ。
どうやら麻衣には仲間がいて
友梨奈の尾行を離れたところから
見ており麻衣に指示をだしたのだ。
麻衣は行き先を変えて
指定されたビルに向かった。
坂田ビルは雑居ビルだが
古くてほとんど無人である。
中は薄暗く周りが見づらい状況であった。
麻衣は階段をあがり2階へ向かった。
友梨奈も慎重に尾行する。
2階の奥から2つ目の部屋の前で
麻衣は立ち止まった。
その瞬間
仲間の男が背後から友梨奈は押さえようとする。
「気配が消せてないよ。」
友梨奈は肘打ちを男の腹部に食らわせていた。
男は膝をつく。
「お仲間が苦しんでいるよ。」
友梨奈は麻衣に話しかけた。
すると麻衣が振り向き
友梨奈と対峙する。