ガラスを割れ ―コスモスは死の香り―3 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

白石麻衣

は駐車場に停めてある車に向かっている

 

そんな時だった

麻衣に電話か入る。

 

「つけられているぞ。この先にある

 坂田ビルに行け。先に行って

 待ち伏せするから。」

 

若い男の声だ。

どうやら麻衣には仲間がいて

友梨奈の尾行を離れたところから

見ており麻衣に指示をだしたのだ。

 

麻衣は行き先を変えて

指定されたビルに向かった。

 

坂田ビルは雑居ビルだが

古くてほとんど無人である。

 

中は薄暗く周りが見づらい状況であった。

 

麻衣は階段をあがり2階へ向かった。

 

友梨奈も慎重に尾行する。

 

2階の奥から2つ目の部屋の前で

麻衣は立ち止まった。

 

その瞬間

仲間の男が背後から友梨奈は押さえようとする。

 

「気配が消せてないよ。」

 

友梨奈は肘打ちを男の腹部に食らわせていた。

 

男は膝をつく。

 

「お仲間が苦しんでいるよ。」

 

友梨奈は麻衣に話しかけた。

すると麻衣が振り向き

友梨奈と対峙する。