そして、風呂を出た二人は
玲奈の部屋のベッドに一糸纏わぬ姿
で横たわっていた。
玲奈は珠理奈の手をとり、
自分の左胸に手をあてさせた。
「聞こえる?心臓の音が・・
こんなに激しく動いてるよ。
この傷は私を生かす為に付いた傷なの・・・
だからこれが貴方のせいだって云うなら、
あなたは命の恩人だよ」
玲奈の一言で
珠理奈は安堵の表情を浮かべた。
「ありがとう・・玲奈ちゃん・・なんか、
肩の荷が下りたような気がするよ」
そして玲奈は告白した。
「私は珠理奈こと・・・
昔から好きだった・・愛してた・・
この気持ちをずーと伝えたかったの!」
珠理奈も答えた
「私もだよ!
ずーと我慢してきたんだ・・・・
好きで好きで
気が狂いそうだったよ!」
珠理奈は封印していた想いをぶちまけた。
「ごめんね・・珠理奈・・・
私達の家族のことを
思って我慢してくれていたのね。」
「それは、玲奈ちゃんもでしょ?」
「私達考えること一緒だね。」
「玲奈ちゃん・・
明日からはまた姉妹に戻ろう!
私が社会人になって
一人で生活できるようになったら
必ず玲奈ちゃんにプロポーズするから・・・」
珠理奈と玲奈は
互いに横を向いて見つめあった。
「うん・・・・まってる・・・」
玲奈は呟いた。
珠理奈は体をお越し玲奈の真上にきた。
二人は見つめあい・・・
そして目を閉じた・・
ゆっくり珠理奈が玲奈の顔に近づき
唇を重ね合わせたのだ・・・
この瞬間は永遠だと二人は思っていた・・・
(玲奈side)
次の日私が目覚めると
珠理奈はまだ眠っていた。
その愛しい顔をみながら、
あなたは、どんな夢をみているのか
考えてしまう。
夜に曇っていた窓ガラスが
すべて水に変化し洗い流されていように
私達も昨日のことは
洗い流さねばならない
私はベッドから起きて
自分の部屋に戻る。
そして、朝食の準備をし
珠理奈を起こす。
珠理奈は何事もなかったように
朝ごはんを食べていた。
そう・・・これでいいのだ・・
私達はまだ若い・・・
焦る必要はない・・・
今は家族として歩んでいけばいい・・
いつかきっと、私と珠理奈は
恋人同士になれる日が来る・・
私達の愛が止まらない限り・・・
きっと、明日も珠理奈の笑顔がみれるはず・・
そして私も心から笑顔になれるはず・・・
私達の愛は永遠に続いて欲しい・・・・・
to be continued