黒い羊ー疑惑ー8 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

玲奈が待ち合わせの場所に

到着すると友梨奈の姿が目に入り

急いで駆け寄る。

 

「何してるの!

 また、貴方なの!」

 

玲奈が待ち合わせの場所に現れたのだ。

 

“ねる”の表情を見た玲奈は激高する

 

「“ねる”に何を言ったの!

 答えなさい。友梨奈!」

 

「玲奈さんが取り乱すなんて

 らしくないですね。

 私は、ただこの子に

 私が玲奈さんを好きなんで

 諦めるように言っただけですよ。」

 

友梨奈は相変わらず惚けた表情をしている。

 

「あなたが私を??

 ふざけたこと言わないで。

 “ねる”行こう!」

 

玲奈は“ねる”の手をつなぎ

友梨奈から離れていった。

 

「ごめんね。嫌な思いをさせて。」

 

「私といたら玲奈さんに迷惑かけるんじゃ・・・」

 

「何言ってるの。迷惑じゃないよ。」

 

「ホントですか?」

 

「ホントよ。」

 

玲奈の言葉を聞き

“ねる”は玲奈の左腕にしがみついた。

 

玲奈といつまでもこうしていたいと

思う“ねる”であった。