今 君といられること ―天使の微笑み― 3 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

そして、1カ月が経過した。

 

友梨奈は持ち前の性格を生かして

ずぐにこのクラスの生徒と馴染み

なんの問題もなく過ごしていた。

 

だが、問題は突然にやってくる・・・・

 

私が昼休みに

1階にある職員室へ戻る途中だった、

 

ふと校庭をみると見覚えのある顔が・・・

 

あ!あれは、

亡くなった大倉先生の奥さんではないか。

 

彼女は職員室ではなく

校舎の2階へと階段を使い上がって行った。

 

その校舎の2階には友梨奈がいる

3年A組の教室があるのだ。

 

まずい・・・

 

これは、間違いなく

友梨奈になにかを言いにきたに違いない

 

私は急いで3年組の教室へ向かう。

 

教室に近づくと、大倉さんの奥さんである

 

大倉絵里香さんの声が響き渡る。

 

「なんであんたがのうのうと学校に来てるのよ。

私の主人を返してよ!主人をかえして!」

 

絵里香さんは大倉さんが自殺した後に

実家のある九州に帰っていたと聞いていたが

また東京に舞い戻ってきたようだ。

 

私がドアを開けると

 

絵里香さんが

席についている友梨奈の前に立ちつくし、

鬼の形相で友梨奈に詰め寄っていた。