今 君といられること―死神と呼ばれても―11 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

やがて友梨奈が実家に帰る日がやってきた。

 

この日は朝から空港へ

友梨奈と一緒に

友梨奈の父親である

平手英俊さんを向けに行く。

 

「玲奈ちゃん・・・色々ありがとう。

なんとか立ち直れそうだよ。」

 

友梨奈は空港バスの中で

隣に座る私のお礼を言ってきた。

 

「私はなにもしていないよ。

友梨奈が強いのよ。」

 

「そんなことないよ。

玲奈ちゃんがいてくれたから

私は強くなれたの。」

 

友梨奈は私の腕にしがみついて甘えてくる。

 

そう・・・・

 

妹のように・・・

 

空港につくと到着ロビーへと移動する。

 

私達は立ちながら、

英俊さんの出てくるのをまつ。

 

「玲奈ちゃん・・・

これからも遊びにいってもいい??」

 

友梨奈は不安そうに尋ねてくる。

 

「当たり前でしょ!いつでもおいで。」

 

「よかった~~~」

 

友梨奈は笑顔になった。