私は病院につくまで
ず~と涙が止まらなかった。
私はバカだ・・・
なんで、二人を応援したのだろう・・・
こんなことなら
例え、嫌われても反対するべきだった・・・
つくづく自分の偽善が嫌になるよ
そして、二人は手術室へ運ばれた
私は現実を受け止めるのを拒み
放心状態となったのだ
そして、30分したら医者がでてきたのだ。
私は我に返り、医者に駆け寄った。
「先生…友梨奈は友梨奈はどうなんですか・・」
「女性の方は命を取り留めました・・・」
よかった・・・
初めて神様に感謝したい気分だわ
ほんとうによかった・・・
だが医者(せんせい)は話しをつづける。
「残念ですが、
男性の方はお亡くなりになりました」
え????
大倉さん死んだの??
そっか・・・
でも、私には悲しみがなかった
友梨奈をこんな目に合わせた大倉さんには
憎しみを抱いていたからである。