まだ涙にならない悲しみ 16 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

玲奈さんと腕を組んで買い物へ

 

しかし、無情にもすぐにスーパーへ到着。

 

玲奈さんは手際よく、

私の意見を聞きながら食材をカゴに入れていく。

 

いいなあ~もう、結婚している夫婦みたいだ・・

 

生きていることって

こんなに素晴らしいものなんだなぁ

 

買いものが終わると私が住むボロアパートへ

 

「狭いとけど、上がってよ!」

 

私の住む部屋は6畳と狭いキッチンが3畳

あるだけの狭い所だった。

 

「おじゃまします。 綺麗な部屋ですね。」

 

玲奈さんは部屋を見渡して言った。

 

そりゃ、昨日は死に物狂いで掃除したからね!

 

玲奈さんは持参したエプロンをつけて

台所へ立つ。

 

私はその姿に見とれてしまったんだ。

 

「どうしたんですか?

 ぼーっとして、一緒に

 野菜を切りましょう!」

 

いかん、いかん、浮かれ過ぎているなぁ

 

すぐに玲奈さんの横にならんで手伝いを始める。

 

もう、楽し過ぎて時間がすぐに経過して

気がついたら鍋を食べ終わっていたんだ。