約2時間飲み食いした後
私達はカラオケBOXに移動する。
丁度私の前に珠理奈は岡田さんと
腕を組みながら歩いている。
本当に幸せそうな顔してるなあ・・・・
でも、私が二人の間に割り込むことなんて
できないし
珠理奈のことは
いい友達で割り切らないとなあ・・・
カラオケBOXに行くと
みんなお酒も回っていたのか
踊りまくっていた。
私はそのノリについていけず
人知れず部屋をでて、外で風にあたっていた。
夜風は冷たいけど気持ちいいなあ~~
珠理奈は楽しそうだったなぁ~~
彼女が幸せならそれでいいや。
そんな時だった、岡田さんが現れたのだ。
「どうしたんだい?こんな所で。」
「岡田さんこそ、どうしたんですか?」
「玲奈ちゃんがいないくなったんで
様子を見に来たんだよ」
なんと、岡田さんが様子をみにきたではないか
「ちょっと、あのノリについていけなくて、
しらけさせたらいけないから出てきたんです。
私のことは気にせず、戻って下さい。
珠理奈が心配しますよ。」
「どう?気に入った男はいた?」
「え・・・?いやぁ・・・
私は付き合いできただけで
恋人をつくろうとか思っていませんから。」
「へえ~~そうなんだ。
ひょっとして片想いしているとか?」
「え・・・・?」
なんで、すぐにわかるの?
でも、その相手が
珠理奈ってきずかれてないよね?
「そっか、玲奈ちゃんは一途なんだね。」
「まだなにも言ってませんよ。」
「気持ちは
言葉にしないと伝わらないよ。」
「いや、だから・・・・」
「それじゃあ、部屋にもどるわ。」
岡田さんはそう言って、部屋に戻っていった。
あんな少しの間で
私の心を見抜かれてしまうなんて・・・
岡田さんは女心がわかる人なんだ。
ある意味、珠理奈はしあわせなんだろうな・・・・