月曜日にスカートを切られた。25 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

翌日

 

捜査に出かける珠理奈と友梨奈。

 

違法薬物“ドリーム”を闇で売りさばく

主犯“義経”の手がかりを探していた。

 

「今日も手がかりがないか・・・」

 

珠理奈は悔しそうな表情をする。

 

「少し休憩でもしようか。」

 

友梨奈の呼びかけで二人は

コーヒーショップへと出かけた。

 

コーヒーをカウンターで受け取った

二人は二人席に座った。

 

「友梨奈に話しておきたいことが

あるんだけど。」

 

珠理奈は真顔になった。

 

「・・・・・・」

 

玲奈に告白したことを話すと

悟った友梨奈は

玲奈からこの話を聞いていたが

知らないことにしておこうと

考えたのだ

 

「私…玲奈ちゃんに告白したんだ。」

 

「そう・・・」

 

「返事はまだもらっていないんだ。」

 

「そっか・・・いい返事をもらえたらいいね。」

 

「友梨奈は告白しないの??」

 

「なんで私が・・・」

 

「玲奈ちゃんのこと好きじゃないの?」

 

「そりゃ、素敵な人だけど

 私はまだ恋愛はいいよ。」

 

「そっか、ごめん、変な事言って。

 とりあえず友梨奈には

 言っておきたかったんだ。」

 

「うん、上手くいくことを祈っておくよ。」

 

友梨奈は内心複雑だった。

 

このまま自分が玲奈に告白しないで

後悔しないのか自問していた。

 

だが、珠理奈と玲奈のことで

揉めたくない友梨奈は

自分の感情を心の奥に沈めるのであった。