月曜日にスカートを切られた。18 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

そして電車内では何事もなく

玲奈が働く喫茶店の

最寄りの駅に到着した。

 

友梨奈は玲奈の少し前を歩いて

辺りを警戒する。

 

先週、店先まで玲奈を

送らなかったばかりに

玲奈が襲われたので

友梨奈は全神経を集中させて

辺りを監視した。

 

そして、喫茶店に到着する。

 

「では、私はこれで失礼します。」

 

所轄の伊藤刑事は玲奈を無事送り届けられたので

去って行った。

 

「友梨奈さん、ありがとうございました。

 さあ、コーヒーでも飲んでいって下さい。」

 

「はい、ではお言葉に甘えます。」

 

友梨奈は

万が一店内に暴漢がいることを想定して

玲奈よりも先に店先に入った。

 

だが店内には店主の桜井がいるだけで

ほっとする友梨奈であった。

 

「あ、平手さん、ご苦労様です。

 さあ、どうぞおかけ下さい。」

 

店主の桜井が

友梨奈をカウンター席に案内した。

 

「今日も大丈夫のようですね。」

 

桜井はお冷やを出しながら発言した。

 

「今のところは何もありませんが

 過去の3つの事件が全て月曜日なので

 まだ安心できません。お店の中で

 事件が起こる事は無いと思いますが

 なにか不審なことがあれば

 110番して下さい。」

 

「はい、わかりました。」

 

桜井が答えた。


「さあ、今日も頑張って働きますね。」

 

玲奈がエプロンをつけて出てきた。

 

友梨奈は玲奈のこの姿を見て

癒やされるのであった。

 

コーヒーを飲んだ友梨奈は

いったん店から離れて

 

玲奈が帰る15時前にまた迎にくるのであった。