月曜日にスカートを切られた。16 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

「玲奈!出てきて大丈夫なのか?」

 

玲奈に店内に入るな否や

店主の桜井が声をかけた。

 

「昨日は休んで申し訳ございません。

 軽傷ですので大丈夫です。」

 

「そうかよかったよ。

 じゃあ、今日もよろしくな。」

 

桜井は笑みを浮かべた

 

「あ・・・松井さんも玲奈の護衛、

 ご苦労様です。さあ、座ってください。」

 

桜井は珠理奈を

カウンター席に案内した。

 

「警護を買って出たのに

 このようなことになって

 申し訳ございませんでした。」

 

珠理奈は座りながら

桜井に軽く頭を下げた。

 

「犯人はまだ捕まらないのですか?」

 

「防犯カメラの割り出しを急いでいますが

 マスクとサングラスで顔を隠しているので

 特定にはいたっていません。」

 

「そうですか・・・」

 

桜井は少し落胆した表情を見せた。

 

「さあ、美味しいホットドック作りますね。」

 

珠理奈と桜井が暗い表情だったので

玲奈は明るく振舞いながら

モーニングセットの用意を始めた。

 

こんな玲奈を

珠理奈はますます好きになるのであった。

 

暫くして珠理奈は店を後にして

玲奈が帰る頃の15時前に

再び現れマンションまで送り届けた。