二人セゾン―Autumn―15 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

(平手友梨奈side)

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私が見舞いに訪れた時

玲奈さんは心臓発作を起こし

医者やナースに処置を施されていた。

 

私はそばにいた

珠理奈さんに問いかける。

 

 

「玲奈さんは助かりますよね?

 死なないですよね??」

 

私の問いかけに

珠理奈さんは返答に困っていた。

 

それだけ今の状態が

危険なことを物語ってる。

 

「信じよう、玲奈ちゃんの生命力を信じよう。

 友梨ちゃんを残して死んだりしないよ。」

 

「はい・・・」

 

珠理奈さんの言葉が

私に勇気をくれた。

 

気がつけば私は叫んでいた。

 

「玲奈さん~~死んじゃあだめだ。

 絶対に死んだらだめだよ。

 私の為に生きてよ。ねえ、玲奈さん!」

 

私の言葉が

玲奈さんに届いたのだろうか・・・

 

処置をしていた先生が口を開いた。

 

「よし、なんとか持ちこたえた。

 このままICUに移そう。」

 

玲奈さんは瀕死の状態は脱したようだ。