枯葉のステーション4 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

私は教室に入り、彼女の自己紹介を始めた

 

彼女に自己紹介させてもおそらく無言だろうから、

 

私が全て紹介したのだ・・

 

「平手友梨奈さん、今日から皆とこのクラス

 で勉強することになったからよろしくね。」

 

平手友梨奈は一礼して、指定した席に座ったが

“話しかけないで”オーラーが

半端じゃない程でており

近くの席の者たちはだれも話しかけなかったのだ。

 

こりゃ、前途多難だな・・・

 

ホームルームも終わり授業開始。

 

今日は私の担当の国語は

このクラスでは授業がない。

 

平手友梨奈の様子が気になるので

 

同じクラスメイトに授業の様子を聞いてみた。

 

こんな頼りない私にも支持してくれる

生徒が二人いる。

 

一人は松井珠理奈。

もう一人は、高柳明音 通称 ちゅり。

 

二人が教室から出てきた休み時間に

 

それとなしに

平手友梨奈の様子を聞いてみた。

 

「全然、しゃべんないよね」

 

珠理奈が“ちゅり”に同意を求める

 

「あれだけ、

話しかけないでバリア貼られたら無理だよ。」

 

「難しいかもしれないけど

 明日から挨拶だけでもしてやってくれる。」

 

私は二人にお願いした。