気づいたら片想い―心に夢を君には愛を―22 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

この後、色々雑談していたが

あっという間に駅に到着してしまった。

 

玲奈さんは

券売機でキップを購入しに行った。

 

私はその姿を見ていると

愛おしさが増してくるのが分かった

 

もう、玲奈さんと会う機会も

減るんだろうな・・・

 

やがて玲奈さんが

キップをもって戻ってくる

 

「送ってくれてありがとう。

 勉強頑張ってね。」

 

玲奈さんは笑顔を浮かべる

 

その笑顔を見ていると

私は自分の感情を抑えることはできなかった。

 

「あの…玲奈さん、

迷惑だとわかっていますけど

今でも私は玲奈さんが大好きです。

たとえ、平手さんとつき合っていても

私は玲奈さんが大好きですから!!」

 

あ・・・しまった・・・

 

私はなにを血迷ったことを・・・

 

玲奈さんが困るだけではないか。

 

だが玲奈さんは笑みを浮かべて

私をハグしてくれる。

 

「本当にその気持ちはうれしいよ。

私のこと好きになってくれてありがとう。」

 

「はい…

玲奈さんが幸せなら

私はそれでいいですから・・・」

 

私は涙を流していた。

 

気まぐれな春風がちょっぴり冷たく感じる

夕方の駅前での出来事だった