気づいたら片想い―心に夢を君には愛を―1 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

 

私には夢があった・・・

 

でもそれが無残にも砕け散った・・・

 

そんな時、私の前に貴方が現れた!

 

ねえ・・・貴方を私の夢にしていいですか?

 

気づいたら片想い心に夢を君には愛をー

 

 

(西野七瀬side)

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玲奈さんがアメリカへ旅立って

2か月が経過したが

未だに帰ってきていない。

 

帰国予定日の前日、

玲奈さんからラインが入り

もう暫くアメリカにいるから心配しないでと

連絡がきた。

 

その後こちらから何回かラインを送るも

既読スルーで電話にも出てくれない。

 

私は心配で仕方がなかった

 

いったい玲奈さんになにがあたのだろう・・・

 

「七ちゃん!どうしたの?ボーっとして!」

 

私は今、珠理奈さんと喫茶店に来ている。

 

考え込んでいた私に

珠理奈さんが声をかけた

 

「すいません。

玲奈さんのことが心配で。」

 

「1か月も音沙汰がないんだからね。

 ほんと何してるんだろうか。」

 

珠理奈さんも少し困惑しているようだった。

 

珠理奈さんと別れ、

私は夜の街を一人歩いていた。

 

もう、このまま玲奈さんと

会えないんだろうか?

 

一緒に住んでいた頃が懐かしいよ。

 

玲奈さんの優しさが本当に心地よかった

 

あの頃に帰りたい・・・

 

私はふと空を見上げると半月が輝いていた。

 

半月の欠けた部分は

寂しさを表しているようで

私の心の中は寂しさで覆われている。