気づいたら片想い―恋も2度目なら―33 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

「なんだ?」

 

片山は急に現れた玲奈を見上げた。

 

「松井玲奈です。珠理奈の友人です。」

 

「ああ、あなたが珠理奈さんが

 お世話になっていた方ですか

 まあ、おかけ下さい。」

 

珠理奈が席を詰め、

玲奈が片山の前に座った。

 

「それで、なんのご用ですか?

 私どもはもう話がついております。」

 

「珠理奈を風俗で

働かせるわけにはいきません。」

 

「じゃあ、菅田さんの

内臓を提供してもらうだけです。」

 

「どうぞ、お好きにして下さい。」

 

「珠理奈さんはそれでいいんですか?」

 

片山は珠理奈を見た。

 

「玲奈ちゃん、

将暉が内臓を取られたら

死んじゃうかもしれないんだよ

だから、私が働くから

体を売ることぐらいへっちゃらだよ。」

 

その言葉に玲奈は珠理奈のほうを見て

平手打ちをする。

 

「玲奈ちゃん・・・」

 

「今度そんな自分をおとしめることを言ったら

 こんなもんじゃ済まさないよ。」

 

玲奈が珠理奈に

初めて怒りの表情を見せるのであった