気づいたら片想い―恋も2度目なら―25 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

玲奈が珠理奈を連れて帰ろうと

する菅田の手を振りほどき

その行動に菅田は驚く

 

「え??」

 

「命を賭けるんでしょ?

だったら、死ぬ気で働いて下さい。

話はそれからです。」

 

「ちゃんと働きますから。」

 

「それをこの目で見届けてからです。

 それまで珠理奈は渡せません。」

 

玲奈は微動だにせず言ってのける。

 

すると菅田が少しイラついた態度をとった。

 

「あんたには関係ないだろ!

これは俺と珠理奈の問題だ。」

 

「もう、本性を現したんですか?

あなたの命がけって

大したことないんですね。」

 

「なあ、こんなやつほっておいて、

俺と帰ろう珠理奈。」

 

菅田は再び珠理奈の手を掴んだ。

 

「珠理奈!!」

 

玲奈が叫んだ。

 

玲奈の顔を見る珠理奈。

 

ここで情に流されてはいけないと思った

珠理奈は菅田の手を掴んでゆっくりと

引き離した。