甘く危険な香り7 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

だが、2度目の奇跡は3日後に訪れた。

 

仕事を終えた私は

池袋にある水族館に一人で来ていた。

 

私はペンギンを見るのが好きで

2,3か月に1回足を運んでいる。

 

暫く魚を見て回り、

お目当てのペンギンのいる場所に

足を運んだ時だった。

 

なんとその場所に玲奈さんがいるではないか

 

玲奈さんはペンギンを暫く見ていたが

私の視線にきずいたのであろうか

 

50m離れたところにいた私のほうを向いて

笑みを浮かべて手を振った。

 

「玲奈さん・・・なんで、ここに?」

 

「珠理奈さんと逢えると思ったの。」

 

このとき私は本当に二人は

運命で結ばれていると思ったんだ。

 

玲奈さんを見た瞬間は、

私は直ぐに彼女に近づき力強く抱きしめる。

 

甘い・・・

 

今日も玲奈さんから甘い香りがする。

 

もう、彼女が欲しくてたまらないよ。

 

「さあ、案内してよ。

珠理奈さんはこの水族館に詳しんでしょ?」

 

玲奈さんは私の手を取り歩き出した。