だが、2度目の奇跡は3日後に訪れた。
仕事を終えた私は
池袋にある水族館に一人で来ていた。
私はペンギンを見るのが好きで
2,3か月に1回足を運んでいる。
暫く魚を見て回り、
お目当てのペンギンのいる場所に
足を運んだ時だった。
なんとその場所に玲奈さんがいるではないか
玲奈さんはペンギンを暫く見ていたが
私の視線にきずいたのであろうか
50m離れたところにいた私のほうを向いて
笑みを浮かべて手を振った。
「玲奈さん・・・なんで、ここに?」
「珠理奈さんと逢えると思ったの。」
このとき私は本当に二人は
運命で結ばれていると思ったんだ。
玲奈さんを見た瞬間は、
私は直ぐに彼女に近づき力強く抱きしめる。
甘い・・・
今日も玲奈さんから甘い香りがする。
もう、彼女が欲しくてたまらないよ。
「さあ、案内してよ。
珠理奈さんはこの水族館に詳しんでしょ?」
玲奈さんは私の手を取り歩き出した。