気づいたら片想い ―ライオンハート9― | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

誰かに私のこの苦しみを打ち明けたい・・・

 

そうだ・・・

 

隣の松井さんなら

聞いてくれるんじゃないだろうか?

 

例え罵られてもいい。

 

もう、どうにかなりそうだよ。

 

私は知らず知らず外にでて

 

松井さんの部屋の

呼びベルを押そうとしていた。

 

だめだ・・・

 

私のゴタゴタをまだ知り合って間もない

松井さんを巻き込むのは失礼だよ。

 

私がためらっていると

後ろから声がする

 

「あれ?未央ちゃん、

遊びに来てくれたの!」

 

え??松井さん?

 

出かけていたのか・・・

 

何んて言ったらいいんだろう。

 

「あの・・・その・・・え~~っと」

 

「可笑しな未央ちゃん。

ロイヤルミルクティを買いに行ってたの。

一緒に飲もう。」

 

松井さんは私の手を引いて

部屋の中に招き入れてくれた。