誰かに私のこの苦しみを打ち明けたい・・・
そうだ・・・
隣の松井さんなら
聞いてくれるんじゃないだろうか?
例え罵られてもいい。
もう、どうにかなりそうだよ。
私は知らず知らず外にでて
松井さんの部屋の
呼びベルを押そうとしていた。
だめだ・・・
私のゴタゴタをまだ知り合って間もない
松井さんを巻き込むのは失礼だよ。
私がためらっていると
後ろから声がする
「あれ?未央ちゃん、
遊びに来てくれたの!」
え??松井さん?
出かけていたのか・・・
何んて言ったらいいんだろう。
「あの・・・その・・・え~~っと」
「可笑しな未央ちゃん。
ロイヤルミルクティを買いに行ってたの。
一緒に飲もう。」
松井さんは私の手を引いて
部屋の中に招き入れてくれた。