気づいたら片想い ―ライオンハート1― | じゅりれなよ永遠に

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気づいたら片想い ―ライオンハート―

 

 

 
私の隣に住むおせっかいな彼女。
 
人の心に土足で入りこんでくる。
 
でも、私の心を薬箱のように癒してくれる
 
どうして貴方はそんなに優しいの?
 
貴方のことがもっと知りたい
 
私はいつしか貴方が大切な人になっていた・・・
 
 
 
 

私は都内会社に勤める堀未央奈22歳

 

仕事を終えて

3日前に引っ越してきた

5階建てのマンションに到着する

 

すると入り口に見覚えのある顔が

 

「未央奈…お願いだ。

もう少し時間をくれないか?」

 

この男性は向井理、

私の会社の先輩である

 

私達はつき合って半年。

 

でも、一つ問題があった。

 

彼には奥さんがいた

 

そう、私達は不倫関係である

 

なかなか離婚を切り出してくれない

理さんに当てつけで部屋を引っ越したのだ

 

「もう、無理です。

私は理さんのなんなんですか?」

 

「大切な人だよ

 必ず妻とは別れるから。」

 

「もう、待てません。」

 

未央奈は駆け足で入り口からはいり

エレベーターに乗り込んだ。

 

すると向井さんの手がドアを閉まるのを防ぐ。

 

「お願いだ。話を聞いてくれ!未央奈!」

 

「もう、なにも聞きたくない!」

 

私は耳を塞いだ。

 

するとそこに空気を呼んでいないのか

一人の女性が現れる

 

「あの・・・乗っていいですか?」

 

この一言で向井さんは一歩下がり

 

その女性はエレベーターに乗り込んだ。

 

彼女の名前は松井玲奈。

 

後に私に愛する尊さを教えてくれる

大切な人となる。